和太鼓×バレエ×箏が織りなす一編の物語。

2016年世界最大の芸術祭エディンバラフェスティバルフリンジにおいて最高評価を獲得した、新進気鋭の太鼓芸能集団「紬衣」最新作。

 

「竹取物語」を題材に、若きアーティストたちが誰も見たことのないコラボレーションをお届けします。

あらすじ

山里に住む翁と媼は畑仕事をして暮らしています

ある日、翁は竹林の中で光輝く竹を見つけると竹の中から手のひらに乗るくらいの小さな赤ん坊を見つけました

2人はこれは何かの運命だと思い赤ん坊を育てることに

若竹のように驚くべきスピードで成長した赤ん坊は一人の元気な少女に成長しました

翁はかぐや姫を「高貴な姫君」として育てようと家族は都に移り住むことに

田舎暮らしが好きだった娘は、反発しますが、育ててくれた翁たちの気持ちに背くことはできないと思い少しずつ都の女性として振る舞いを会得して行きます。

 

そして娘はやがて成人し、翁は周りの人々を呼び、宴を催します

そんな中、酒に酔った男が姫の姿を見ようと画策します

これを侮辱と受け取った姫は家を飛び出し、溢れる感情をあらわにします

かぐや姫はこのような暮らしから解放されたいと思うようになり、無意識のうちに月に向けて「もうここにはいたくない」とつぶやいてしまうことに。。。

その時、姫は自分の運命 -自分は月から来て、月で犯した罪の罰として穢れた地球に下ろされたのだと- 悟ってしまうのです

 

それを合図に月の天人たちは姫を迎えにいくことになります。 

必死に抵抗を試みた翁ですが、天人のもとへ姫は帰って行くことに。

 

全ての記憶を失った姫は翁や媼、生まれ育った場所を去りますが、振り向いた姫の目からは一筋の涙がこぼれ落ちていました。

共演

バレエスタジオラ・フルール

代表:中山かおる

幼少期より吉木梓芸術舞踊研究所にて、創作舞踊家 吉木 梓、吉木 眞弓、吉木 紫氏に師事。

吉木 紫氏引退後、未来の子どもたちに半世紀以上伝えられてきた素晴らしい創作舞踊の作品を継承してゆきたいと願い、2013年「モダンバレエスタジオ ラ・フルール」を設立。

〔ラ・フルール=小さな小さな蕾 みんなで手をつなぎ、いつかきっと美しく優しい花を咲かそう〕を目標とし、現在60名(3歳~大人まで)の仲間で、毎年ラ・フルール主催の発表会をはじめ、イベント、慰問等年間10ステージ程出演させていただいております。

小路永 和奈

10歳より箏、16歳より三絃を藤川いずみ氏に師事。現在、十七絃と二十絃を東京の宮越圭子氏に師事。

くらしき作陽大学音楽学部日本伝統芸能専修卒業。卒業時、大学を代表して中四国新人演奏会出演。NHK邦楽技能者育成会第55期修了。NHK邦楽オーディション合格。

2015年10月、初のリサイタルを開催。

2015年12月、第22回賢順記念くるめ全国箏曲コンクール賢順賞(第一位)受賞。

2016年、第51回熊本県文化懇話会新人賞受賞。

2017年、第27回くまもと県民文化賞夢部門受賞。

現在は各種イベント・学校公演など、熊本を中心に各県で演奏活動を行なっている。